Linux Mintをインストールしたらすぐ行う開発環境構築

6年前からずっと使っていた Macbook Pro が突然起動しなくなったので、手持ちの Windows ノートパソコンに Linux Mint をインストールして使うことにしました。
Linux Mint は Ubuntu をベースにしたデスクトップ環境に得意な Linux ディストリビューションです。

今回インストールしたのは Linux Mint 18.2 “Sonya”(lsb_release -dコマンドで確認可能)、Ubuntu 16.04 LTS をベースとしたバージョンです。
カーネルのバジョンは「4.10.0-35-generic」(uname -rコマンドで確認可能)です。

本記事では、Linux Mint をインストールしてから最初に行った初期設定と開発ツール等のインストールについて紹介します。

既存のパッケージアップデート&アップグレード

まずは、パッケージの最新化から始めます。

$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get upgrade

Vim インストール

コマンドラインで、設定ファイルやスクリプトファイル等を直接編集するのに便利な Vim です。

$ sudo apt-get install vim

Axel インストール

Axelはマルチスレッドの高速ダウンロードするツールです。
Linuxではファイルダウンロードで wget と curl がよく使われていますが、axel を使うとマルチスレッドで同時ダウンロードになるのでとても速いです。

$ sudo aptitude install axel

使い方も結構簡単です。実行するスレッド数は「-n 10」のようにオプションで指定できます。

$ axel -n 10 <ダウンロードするファイルURL>

ホームディレクトリ配下の各ディレクトリ名を英語に変更

Linux Mint を日本語版でインストールすると、ユーザのホームディレクトリにある各サブディレクトリ(書類、ダウンロード、ピクチャ等)が日本語名になるので、全部英語に変更しておきます。

$ LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update

Ubuntu Restricted Extras インストール

Ubuntu Restricted Extrasは、法的または著作権上の理由からデフォルトで組み込まれていない、下記のようなものを含めているパッケージです。

  • MP3および暗号化されていないDVD再生のサポート
  • Microsoft TrueTypeコアフォント
  • Flashプラグイン
  • 一般的なオーディオファイルとビデオファイルのコーデック
$ sudo apt-get install ubuntu-restricted-extras

日本語フォント設定

Linux Mint ではデフォルトで Noto Sans が採用されていますが、もっと綺麗な MigMix を入れて使います。

$ sudo apt-get install fonts-migmix

システム全体にフォントを適用するために、フォント設定ファイルを定義します。

こちらのリンク に設定済のファイルが置いてあるので、それをダウンロードして使った方が速いでしょう。
ダウンロードしたファイルを解凍すると fonts.conf ファイルが出てきますが、それを「~/.config/fontconfig/」の配下にいれて置きます。
もし、ホームディレクトリに「.config/fontconfig/」フォルダが存在しない場合は、先に作成することになります。

$ axel -n 10 http://aiden-style.com/wp-content/uploads/2017/09/LinuxMint_FontsConf.zip
$ unzip LinuxMint_FontsConf.zip
$ mkdir -p ~/.config/fontconfig/
$ mv fonts.conf ~/.config/fontconfig/

フォントが変わったのをすぐ確認するには、OS をログアウトをしてから再ログインします。

Chrome インストール

Linux Mint にはデフォルトで Firefox がインストールされているのですが、Chrome をいれてデフォルトのブラウザとして使います。
Chromium でよければ、下記のコマンドでリポジトリから簡単にインストールできます。

$ sudo apt-get install chromium-browser

Chrome の場合は、devパッケージをダウンロードしてインストールすることになります。

# 64ビット版
$ wget https://dl.google.com/linux/direct/google-chrome-stable_current_amd64.deb
$ sudo gdebi google-chrome-stable_current_amd64.deb

# 32ビット版
$ wget https://dl.google.com/linux/direct/google-chrome-stable_current_i386.deb
$ sudo gdebi google-chrome-stable_current_i386.deb

JAVA インストール

PPA リポジトリをいれて、Oracle Java 8 をインストールします。

$ sudo add-apt-repository ppa:webupd8team/java
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install oracle-java8-installer

インストールし終わったら、バージョンを確認してみます。

$ java -version 
java version "1.8.0_144"
Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.8.0_144-b01)
Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (build 25.144-b01, mixed mode)

次は、Java 構成パッケージをインストールします。

$ sudo apt-get install oracle-java8-set-default

最後に、Java環境変数を設定して置きます。

$ echo 'JAVA_HOME=/usr/lib/jvm/java-8-oracle' | sudo tee -a /etc/environment
$ echo 'JRE_HOME=/usr/lib/jvm/java-8-oracle/jre' | sudo tee -a /etc/environment

PHP インストール

PHP7 と必要なパッケージをインストールします。

$ sudo apt-get -y install \
  php7.0 \
  php7.0-curl \
  php7.0-gd \
  php7.0-json \
  php7.0-mbstring \
  php7.0-mcrypt

インストール可能なパッケージ一覧は下記のコマンドで確認できます。

$ apt-cache search php7

Docker インストール

Dockerは非常に軽量なコンテナ型の仮想化環境です。
より詳しい説明と Mac OS にてのインストール方法については、下記の記事をご参考ください。

先にDockerの依存パッケージをインストールします。

$ sudo apt-get install curl
$ sudo apt-get install linux-image-extra-$(uname -r)
$ sudo apt-get install linux-image-extra-virtual

Docker リポジトリーを設定します。

$ sudo apt-get install apt-transport-https
$ sudo apt-get install ca-certificates
$ curl -fsSL https://yum.dockerproject.org/gpg | sudo apt-key add -
$ apt-key fingerprint 58118E89F3A912897C070ADBF76221572C52609D
$ sudo add-apt-repository "deb https://apt.dockerproject.org/repo/ ubuntu-xenial main"

Docker インストールします。

$ sudo apt-get -y install docker-engine
$ sudo apt-get -y install docker-compose

Compass インストール

Compass は Sass を元に開発した CSS を書くためのフレームワークです。
より詳しい説明と Mac OS にてのインストール方法については、下記の記事をご参考ください。

$ sudo gem update --system
$ sudo apt-get install ruby-ffi
$ sudo gem install compass

Atom インストール

Atom はプログラミングをするのに便利な高性能エディタです。
PPA リポジトリをいれて、Atomをインストールします。

$ sudo add-apt-repository ppa:webupd8team/atom
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install atom

Netbeans インストール

Axel を使って Netbeans をダウンロードします。

$ axel -n 10 http://download.netbeans.org/netbeans/8.2/final/bundles/netbeans-8.2-linux.sh

ダウンロードしたいバージョンが違う場合は、Netbeans公式サイト から選んでください。

次は、インストールスクリプトを実行して、Netbeansをインストールします。

$ sudo /bin/bash netbeans-8.2-linux.sh

Netbeans を起動して見ると、メニューの線や一部チェックされているメニューアイテムの文字が見えなかったりしませんか?
これは Java と OS のテーマ設定の相性の問題のようなので、テーマの設定ファイルを編集して、下記の項目を修正します。

関連する設定ファイル:/usr/share/themes/Mint-X/gtk-2.0/styles/menus.rc

style場所 項目 修正前 修正後
style “menu” xthickness 0 1
ythickness 0 1
fg[ACTIVE] @base_color @fg_color
text[ACTIVE] @base_color @fg_color
style “menu-item-separator” xthickness 0 1
ythickness 0 1

Eclipse インストール

Axel を使って Eclipse をダウンロードします。

$ axel -n 10 http://ftp.yzu.edu.tw/eclipse/oomph/epp/oxygen/R/eclipse-inst-linux64.tar.gz

ダウンロードしたいバージョンが違う場合は、Eclipse公式サイト から選んでください。

次は、ダウンロードしたファイルを解凍して、インストールスクリプトを実行します。

$ tar zxvf eclipse-inst-linux64.tar.gz
$ sudo eclipse-installer/eclipse-inst